「痩せたら、実際どんないいことがあるんやろ?」
ダイエットを始める前の私は、そんなことを深く考えていませんでした。
とにかく痩せたい。
お腹をへこませたい。
人生で一回くらい腹筋を割ってみたい。
30代後半になり、
「痩せるなら今がラストチャンスかも」
くらいに思って始めたダイエットでした。
そこから約2年。
食事を見直して、筋トレをして、ランニングを続けて、最終的に15kg痩せることができました。
もちろん、体重が減ったこともうれしかったです。
昔から履いていたデニムは、ベルトがないとずれるくらいになった。
鏡を見て、今までなかった腹筋の線を見つけたときは、
「おお、ほんまに変わってきた!」
とうれしくなりました。
でも、今振り返ってみると。
ダイエットをしてよかったと思うことは、体重計や鏡で確認できる変化だけではありません。
服や髪型を楽しむようになった。
子どもたちとスポーツをするようになった。
新しいことに「やってみよう」と思える場面が増えた。
そして、今まで欲しいと思っていた自分の時間まで作れるようになった。
この記事では、私が2年間で15kg痩せるまでの生活で実際に感じた、体重以外の4つの変化を紹介します。
「ダイエットしんどいな」
「痩せたところで何が変わるんやろ?」
そんな人に、痩せた先にあった一つの実例として読んでもらえたらと思います。
ダイエットで痩せて実感したのは「選択肢」が増えたこと
痩せるメリットと聞けば、
「見た目が変わる」
「健康のためになる」
「自信がつく」
など、いろいろ思い浮かぶと思います。
ただ、この記事で紹介するのは、一般的なメリットを並べたものではありません。
私自身が15kg痩せる過程で「これは変わったな」と実感していることだけです。
振り返ってみると、私の場合は何か特別なものを手に入れたというより、以前より生活の中の選択肢が増えたという感覚が一番近いです。
その中でも最初に実感したのが、おしゃれでした。

① おしゃれを楽しめるようになった
15kg痩せて分かりやすく変わったことの一つが、服選びです。
ただ、
「痩せたから細い服が着られるようになった」
だけではありません。
私にとって大きかったのは、服や髪型を以前より楽しめるようになったことでした。
私が体型を本気で気にするようになった経緯は、「ダイエットのきっかけは娘の一言|15kg痩せた私が『続ける理由』を見つけるまで」でも詳しく紹介しています。

痩せる前は「着たい服」より「無難な服」を選んでいた
以前の私は、おしゃれにまったく興味がなかったわけではありません。
気になる服もありました。
やってみたい髪型もありました。
でも実際に選ぶとなると、
「まあ、これくらいが無難やろ」
となることが多かったんです。
特に体重が増えていた頃は、体型が目立つ服を避けるようになっていました。
営業職で外回りをしていた頃は、夏になるたびに仕事用のポロシャツのお腹まわりや袖がきつくなる。
鏡を見て、
「去年よりキツない?」
と思ったこともあります。
そんな状態だったので、タイトめの服をわざわざ選ぼうとは思いませんでした。
服だけではありません。
眼鏡や髪型でも、
「自分に似合うかな?」より「変にならへんかな?」
を先に考える。
結果、似たようなものを選ぶことが多くなっていました。
サーフカールやタイトな服も楽しむようになった
体型が変わってからは、服の選び方も少しずつ変わりました。
たとえば髪型。
以前から気になっていたサーフカールにも挑戦しました。
服も、ゆったりしたものばかりではなく、タイトめのものやデニムを選ぶようになりました。
眼鏡でも、
「無難だから」
だけではなく、
「これ、ちょっとええやん」
と思ったものを試してみる。
もちろん、痩せたから何を着ても似合うようになったわけではありません。
今でも、
「これはちゃうな」
となることは普通にあります。
それでも以前とは、服を選ぶときの気持ちが違います。
「着られるか」「変じゃないか」だけでなく、「自分が着たいか」で考えるようになった。
15kg痩せて、服のサイズ以上に変わったと感じている部分です。

② 子どもとスポーツを楽しむ時間が増えた
これは、ダイエットを始めた頃にはまったく想像していなかった変化です。
わが家には3人の子どもがいます。
小学生の高学年、中学生、高校生。
子どもが小さい頃は、一緒に遊ぶことが当たり前でした。
でも成長するにつれて、少しずつ変わっていきます。
友達と遊ぶ。
部活に行く。
それぞれに自分の時間ができる。
親と遊ぶ時間が減っていくのも、
「まあ、そういう年頃やんな」
と思っていました。
「一緒に遊ぶ」が「一緒にスポーツをする」に変わった
そんな中、私はダイエットをきっかけにランニングや筋トレをするようになりました。
体を動かすことが日常の一部になっていくと、子どもたちとの過ごし方にも変化が出てきました。
一番下の子はサッカーを習っています。
一緒にグラウンドへ行って、練習に付き合う。
高校生の子はバドミントンをしていました。
部活は引退しましたが、たまに一緒に体育館へ行ってバドミントンを楽しむことがあります。
小さい頃のように公園で遊ぶのとは違います。
でも、
「一緒に遊ぶ」が「一緒にスポーツをする」に変わった。
そんな感覚があります。
成長とともに減っていった「一緒に遊ぶ時間」を、今度はスポーツという形でまた作れるようになりました。
これは、かなりうれしかった変化です。
そもそも私が本気で痩せようと思ったきっかけの一つは、家族旅行の海で娘から言われた、
「パパ、お腹やばいで」
の一言でした。
あのときは普通に恥ずかしかったんですけどね。
まさかそこから始めたダイエットが、子どもたちと一緒に体を動かす時間につながるとは思っていませんでした。

③ 「失敗しない」だけでなく「やってみる」を選ぶようになった
もう一つ大きく変わったと感じているのが、新しいことへの向き合い方です。
これは体重計にも鏡にも映りません。
大人になるにつれて「安全な選択」が増えていた
大人になると、背負うものが増えていきます。
仕事がある。
家庭がある。
失敗したら、自分だけの問題では済まないこともあります。
慎重になること自体は悪いことではありません。
ただ以前の自分を振り返ると、必要以上に「失敗しないこと」を選ぶようになっていた気がします。
仕事でも、新しいことに手を挙げたり、目立つポジションを取りにいったりする場面で、
「わざわざ自分から行かんでもええか」
と考える。
プライベートでも、やったことのないものより知っているものを選ぶ。
年齢を重ねるにつれて、そんな場面が少しずつ増えていました。
15kg減が「自分でも続けられる」という経験になった
ダイエットも、最初から15kg減を目標にしていたわけではありません。
考えていたのは、
「かっこよくなりたい」
「人生で一回くらい腹筋を割ってみたい」
「30代後半やし、一回本気でやってみよう」
くらいです。
食事を少し変える。
運動する。
できない日があっても、また戻る。
それを繰り返した結果、約2年で15kg痩せました。
私にとって大きかったのは数字そのものより、
「自分でも、一つのことをこれだけ続けられたんやな」
と思えたことです。

仕事でもプライベートでも「ちょっとやってみよう」が増えた
ダイエットに成功したからといって、急に性格が変わったわけではありません。
今でも失敗は怖いです。
できれば恥もかきたくない。
安全にいけるなら、安全にいきたい(笑)。
それでも以前と違うのは、新しい話が来たときに、
「無理やろ」
だけで終わらなくなったことです。
仕事でも、
「自分にできるかな。でも、ちょっとやってみようか」
と考える場面が増えました。
プライベートでも、完璧にできる自信がついてからではなく、とりあえず始めてみる。
もちろん、ダイエットに成功したから仕事がうまくいくようになった、という話ではありません。
ただ私の場合、2年間一つのことを続けられた経験が、次の一歩を踏み出す材料の一つになりました。
私にとってダイエットは、体を変えるだけでなく、もう一度何かに挑戦してみようと思うきっかけにもなったんです。
私自身、2年間ずっとやる気が高かったわけではありません。やる気がない日との付き合い方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

④ 朝5時から「誰にも邪魔されない自分時間」ができた
最後は、時間の使い方です。
以前から、
「もう少し自分の時間が欲しいな」
と思うことはありました。
仕事があって、家族との時間もある。
やりたいことがあっても、
「時間ができたらやろう」
と思っているうちに一日が終わる。
そしてダイエットを始めて、同じ問題にぶつかりました。
「ランニングする時間、いつ作るん?」
ランニングするために朝5時に起き始めた
仕事の日は勤務時間も一定ではありません。
帰宅してから走ろうと思っても疲れている。
休日も、自分一人で好きなように予定を組めるわけではありません。
そこで、
「それなら、みんなが起きる前に走ったらええやん」
と始めたのが、朝5時のランニングでした。
家族もまだ寝ている。
予定も入りにくい。
自分が起きさえすれば時間を確保できます。
理屈としては完璧でした。
でも、現実はそんなに格好よくありませんでした。
私がランニングを習慣にするまでに試した方法は、「ランニング初心者が続けるコツ7選」でも紹介しています。

最初は「時間を前借りしてるだけ」だった
朝5時に起きる。
走る。
「今日は朝からええ感じや!」
と思う。
そして昼になる。
眠い。
そのまま昼寝する。
せっかく朝早く起きたのに、昼間に寝ていたら、
「これ、時間を作ったんじゃなくて前借りしてるだけちゃう?」
という状態です。
最初から「朝活最高!」だったわけではありません。
それでも、ランニングを続けるために早起きも少しずつ習慣にしていきました。
ランニングのための時間が「自分の時間」になった
続けているうちに、朝5時に起きても、そのまま普段通り一日を過ごせる日が増えてきました。
すると、あることに気づきます。
「別に毎回、この時間に走らんでもええやん」
休日ならランニングを昼間にすることもできます。
それでも朝5時には起きる。
すると、家族が起きてくるまでの時間が丸々空きます。
家族は寝ている。
連絡もほとんど来ない。
仕事も始まっていない。
完全に自分だけの時間です。
勉強する日もあります。
好きな本をゆっくり読む日もあります。
コーヒーを飲みながら過ごすだけの日があってもいい。
以前は「自分の時間がもっと欲しい」と思っていました。
それが、ランニングを続けるために始めた早起きから作れるようになりました。
ダイエットを始めた頃の自分に、
「そのうち朝5時にコーヒー飲みながら本読んでるで」
と言っても、
「何の話やねん」
と思うでしょう。
でも私にとっては、これもダイエットを続ける中で生まれた、想像していなかった変化でした。

痩せただけで人生が変わったわけではない
ここまで4つ紹介しました。
ただ、一つだけはっきりさせておきたいことがあります。
15kg痩せれば、自動的にこうなるわけではありません。
髪型を変えたのも自分。
子どもとグラウンドや体育館へ行ったのも自分。
仕事で「やってみよう」と思ったのも自分。
朝5時に目覚ましをセットしたのも自分です。
ダイエットが直接これらを与えてくれたわけではありません。
私にとって大きかったのは、15kg痩せるまでの過程で、
「自分でも少しずつなら変えられる」
と感じられたことでした。
ダイエットだって、最初から全部うまくできたわけではありません。
食べすぎた日もある。
運動できなかった日もある。
走るのが面倒な日もある。
それでも、できることを少しずつ続ける。
うまくいかなければ、また戻る。
その積み重ねが、自分の生活のほかの部分にも影響していったように思います。
まとめ|15kg痩せて増えたのは「選択肢」だった
ダイエットを始めた頃の私は、ただ痩せたいと思っていました。
でも今振り返ると、体重以外にもいろいろなものが変わりました。
① おしゃれを楽しめるようになった
無難なものだけでなく、自分が着たい服や気になっていた髪型を楽しむようになりました。
② 子どもとスポーツを楽しむ時間が増えた
成長とともに減っていた「一緒に遊ぶ時間」を、サッカーやバドミントンという違う形で作れるようになりました。
③ 新しいことに「やってみよう」と思える場面が増えた
2年間続けられた経験が、次の一歩を踏み出す材料の一つになりました。
④ 朝5時から自分の時間を作れるようになった
ランニングのために始めた早起きが、今では勉強したり、本を読んだり、コーヒーを楽しんだりする時間にもなっています。
15kg痩せて減ったのは体重です。
でも、それ以上に印象に残っているのは、自分の生活で選べるものが増えたことでした。
もし今、
「ダイエット、しんどいな」
と思っているなら、たまには体重計以外にも目を向けてみてください。
昨日より少し長く歩けた。
前より体を動かすことが苦じゃなくなった。
着てみたい服ができた。
そんな小さな変化も、続けてきたからこそ気づけるものです。
私の場合、その積み重ねの先に15kg減があり、その過程で今の生活につながる変化がいくつも生まれました。


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